❄️ 心の天気予報(冬の章)〜あたたかさに出会う季節〜

街にきらめく光が増え、夜が少し長く感じられる季節。
冬は、心がそっと“内側”へ向かう時間でもあります。
「最近、気持ちがふわっと沈む」
「気力が湧かない」「眠っても休まった感じがしない」
そんな声を耳にすることが増えてきます。
でも、それは心が弱いからではありません。
冬は、誰の心も少しだけ“冬眠モード”に入るのです。
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🌙 冬季うつ 〜心がひと休みしたがる季節〜
冬は日差しが短くなり、心を明るく保つホルモン“セロトニン”が減りがち。
すると、心と身体がゆっくりになり、気分が落ちやすくなります。
・朝が起きにくい
・甘いものが恋しくなる
・ぼんやりと重たさを感じる
そうしたサインは、「そろそろ心をあたためてね」という体からのメッセージ。
木々が葉を落とし、エネルギーを蓄えるように、
あなたの心も次の季節に向けて、力を溜めている最中です。
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🫖 冬に効く、心のあたため方
自律神経は、寒さや光の不足で乱れやすくなります。
バランスを整えるために、こんな小さな冬の習慣が役立ちます。
• 朝の光を、ゆっくり吸い込むように浴びる
• 温かい飲み物で「内側から温まる感覚」を味わう
• 深呼吸は、“吐く息を長く”
• 夜は光を少し落として、静けさに溶け込む
カウンセリングでは、生活リズムの整え方、
呼吸や心身をゆるめる方法も一緒に練習していきます。
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☕ 心の中にある、あたたかい場所に気づく
冬は、心が少し繊細になる季節。
だけど、そんなときほど、小さなぬくもりがはっきりと感じられる季節でもあります。
誰かの声のトーン。
マフラーの柔らかさ。
お気に入りの音楽が流れる夜。
それは、心が凍らないようにそっと灯る“やさしい光”です。
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🌤️ 光は、必ず戻ってきます
冬は永遠ではありません。
そして、心の冬も同じです。
曇り空が続くように見えても、
あなたの内側には、まだちゃんと“光に向かう力”が残っています。
その力を、一緒に育てていくことができます。
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🌷 おわりに
「冬は、心が深く息をする季節。」
焦らなくていい。あたためながら、春を迎えればいい。
もし心の冷えが長引いていると感じたときは、
どうか一人で抱えずにお話しください。
あなたの“心の天気”を、
一緒に少しずつ晴れ間へと整えていきましょう。
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