メンタルコラム

メランコリックな秋

「理由もなく、落ち込んでしまったのです」
「なんか最近、元気が出ないんです」
とご相談にいらっしゃる方が、この季節になると増えます。秋の深まりと共に、「やはり、私は病気なんでしょうか」と、ますます心配になられ、身も心も、より一層、落ち込んでしまわれる方が多くいらっしゃいます。
「愁うる」という漢字は、「秋」と「心」が重なっています。

このメランコリック状態は、『気象病(気候病、季節病)』と呼ばれるものの一部です。
ここ数年で、いろいろな医者や学者の先生方が提唱してこられ、この『気象病』という名称が、定着してきました。
名前がついたのは、ここ最近ですが、名前がつく前から、多くの方が訴えておられたご症状です。当センターでも、40年前の開設当初から、『秋になると、落ち込んでしまわれる方』が沢山いらっしゃり、多くのご相談をお受けしてきました。

この『気象病』の正体は、気圧や、気温や湿度が、急激に変化することによる自律神経の乱れです。自律神経の乱れが起こす不調は、人によってその症状はまちまちです。そのため、病院の各科で検査をしても異常がなかったり、周囲の方々から理解をしてもらえなかったりすることがあります。そうなると、ますます落ち込んでしまわれたり、元気がなくなってしまわれ、中には、「自分だけが、こんなに苦しむ思いをしている」と辛くなってしまわれる方もいらっしゃいます。木々の葉っぱが落ちるのを見るだけで、悲しい、辛い、苦しいという思いが出てきてしまわれ、「何もないのに落ち込んでしまう自分はなんてダメなんだろう」とご自身を責めてしまわれる方が、沢山いらっしゃいます。

もし、少しでも「なんか、落ち込むな」「なんか、元気がないな」など、感じられたら、次の4点を疑ってみて下さい。
第一に『気候』です。天気はどうか、台風が来たり、長雨が続いたりしていないか、日によってコートを着たり脱いだり、暖かい部屋と寒い外をいったりきたり、温度差はどうなっているかなど、チェックをしてみて下さい。
第二に『ちゃんと眠れているか』です。寝る時の格好や、毛布の有無で睡眠の質や量も変わります。
第三に『ご飯をちゃんと食べられているか』です。食べる量が減っていないか、反対に「食欲の秋」で食べ過ぎていないか。
最後に第四。ここで初めて、嫌な出来事がなかったかを振り返ってみましょう。特に対人関係でストレスがなかったかを考えます。
また、やらねばならぬこと、ペンディングされた仕事の数も、ご自身をおしつぶしてきます。

この四つを順番に、よく精査して、むやみにご自身を責めないようにしましょう。
「理由なく」「なんとなく」の正体を知ることで、心身のコントロールがしやすくなってゆきます。
面接の中では、更に具体的なコントロール法や、落ち込んでしまう前の予防法、落ち込んでしまわれた後の立て直し方などを、お伝えできます。理由なく、落ち込んでしまわれても大丈夫です。ぜひ、メランコリックなお気持ちをそのまま、お話下さい。

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